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年表

2003–2030年代。ヒルズ族の誕生から、ネオヒルズの狂乱、AIと分断の時代まで。

年表の読み方

報道や公的機関の資料で確認できる出来事を中心に並べています。時代の区切りについての見立てや、これから先の予測には「論評」の印を付けました。

2000年代:大手が模索した時代

  1. 六本木ヒルズが開業。入居したIT企業の経営者たちが「ヒルズ族」と呼ばれる。
  2. ヒルズ族の代表格だったライブドアに東京地検の強制捜査。旧ヒルズ族ブームが失速する。
  3. 東京ミッドタウンが開業。
  4. 論評大手企業が数億円規模の予算でポータルやSNS、ブログサービスを作るが、広告以外の稼ぎ方は手探り。一方でインフォトップなどの情報商材ASPが、個人がカード決済で商材を売る道を開く。

2010年代前半:虚飾の時代

  1. 与沢翼氏がアフィリエイト会社を創業(のちのフリーエージェントスタイルホールディングス)。
  2. 与沢氏のアパレル会社が倒産し、本人は自己破産。
  3. 与沢氏の著書『秒速で1億円稼ぐ条件』刊行。テレビや雑誌への露出が増え、「ネオヒルズ族」という言葉が広まる。
  4. 情報商材に関する消費生活相談は872件。
  5. 論評「◯◯アフィリエイトセンター」を名乗る自前ASPが乱立し、短期間で閉鎖するものが相次ぐ。
  6. 与沢氏がFacebookでFASの資金ショートを公表。1億円超の税金滞納、取引先カード会社の倒産、海外FXでの損失。六本木オフィスを4月30日付で退去。
  7. YouTubeが「好きなことで、生きていく」の広告キャンペーンを展開。YouTuberブームへ。
  8. 与沢氏がシンガポールへの移住を公表。

2010年代後半:拡散と変質

  1. アエリアが、傘下に入ったインフォトップの社名を11月1日付で「ファーストペンギン」に変えると発表。
  2. 与沢氏がドバイへ移ったと語る。
  3. 情報商材の相談は6,593件。2013年度の7倍以上に。
  4. 論評情報商材の手法が暗号資産、オンラインサロン、SNS運用スクールへ流れ込む。
  5. 金融審議会の報告書をきっかけに「老後2000万円問題」が議論に。

2020年代:AIと投資の時代

  1. 麻布台ヒルズが開業。都心の一等地はさらに上の価格帯へ。
  2. 新しいNISAが始まる。
  3. SNS型投資詐欺が2,508件、被害額約334億円。前年同期の8.4倍。
  4. 論評無料や安価なAIを使い、個人がレンタルサーバー上で本格的なシステムを組める時代に。一方で「AI副業」をうたう高額講座が、かつての情報商材と同じ型で売られている。

2030年代:分断の時代?

論評ここから先は予測です。AIが作った大量の文章や動画で開かれたネットが埋まり、人々が審査された身内のコミュニティや閉じた経済圏へ逃げ込む。地政学的な対立で、通信やクラウドの基盤が国や地域ごとに分かれる。そんな「インターネットの分断(スプリンターネット)」が進むという見方があります。

時代ネットの姿(論評)
2000年代大手が手探りした「巨大な広場」
2010年代情報商材屋が横行した「無法地帯の街」
2020年代AIで個人が建てる「城」
2030年代外とつながりを絞った「村」の集まり

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